浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

2016-05-18から1日間の記事一覧

自己と公共性(1) アイデンティティという危機

齋藤純一『公共性』(18) 齋藤は、「自己」も「公共性」も一義的なものではないとして、次のように述べている。 個人と共同体という問題系は、個と共同の関係を、一人の個人が一つの国家に帰属する、ある成員がある共同体に帰属するという仕方で描き出す…