浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

2016-07-14から1日間の記事一覧

所有論(2) 赤の世界

稲葉振一郎・立岩真也『所有と国家のゆくえ』(2) 今回は、「第1章 所有の自明性のワナから抜け出す 第2節 どこまでが自分のものか」である。 形の上では「対談」だが、ここまでのところ、全く「対話」がないように思う。 稲葉は何を言いたいのかよくわ…