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気の向くままに

形而上学・倫理学・法哲学・社会学・自然学・美学・その他諸々について書いてみたい幼稚園児のブログです。まあ、しかし焦らずにゆっくりと、気の向くままにいきましょう。

幻のSTAP細胞3 魔女狩り(4)

STAP細胞問題

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ところで、あの会見を以下のように見ていた人がいる。(リケジョの星になれなくて…でも小保方氏の涙にはだまされない)http://www.sankei.com/west/news/140419/wst1404190022-n1.html

STAP細胞の論文に不正があったと認定した理化学研究所調査委員会に対して不服申し立てをした小保方晴子氏も、涙で目をうるませ、声を詰まらせながら会見した。その姿に心を打たれた方もいらっしゃるかもしれないが、私は「涙なんかにはだまされないわ」と疑いのまなざしで見ていた

 この引用文の前に、次のようにラ・ロシュフコーの言葉を述べている(正確な引用かどうかは知らない)。

優しい人だという評判をとりたいために泣くし、同情してもらいたいためにも泣く。泣いてほしいために泣くし、果ては、涙もない人だと言われたくないためにでも泣くのだ。ある種の涙は、他人をあざむいた後、しばしば自分まであざむいてしまう。

先の引用の後に、次のように述べている。

われわれが自他の涙にだまされやすいのは、泣くと胸のつかえを吐き出せて、ある種の快感を味わえるからである。こうした効果をアリストテレスは「カタルシス(浄化)」と名づけている。この「カタルシス」をヒステリーの治療に用いることから始まったのが精神分析なので、涙ながらの会見なんかも、私は「自分で『カタルシス』療法を実践しているんだな」と醒めた目でながめてしまう。

これが素人ならまだしも、片田珠美という精神科医なのである。精神科医ならもっと人の心がわかるのではないか、科学者ならもっと慎重で冷静な物言いをしても良いのではないかと思うのだが…。冒頭に書いているように、「STAP細胞の論文に不正があったと認定した理化学研究所調査委員会」の報告を何の疑いもなく信じている。つまり色眼鏡をかけて(先入観をもって)会見をみているのである。そして、ラ・ロシュフコーやらアリストテレスやらを持ちだして博識を顕示している。

もっとも、私が小保方氏の涙に厳しい目を向けるのは、妬みとやっかみのせいかもしれない。何しろ、私だってリケジョの端くれで、かつて医学生だった頃は試験管も振ったし、顕微鏡ものぞいたのに、「リケジョの星」にはなれなかったのだから。

ホンネがポロリか?

 

先の「手続き」の話に戻るが、デュー・プロセスという言葉がある。Wikipediaによると、

デュー・プロセス・オブ・ロー(due process of law)とは、法に基づく適正手続のこと。より簡単に「デュー・プロセス」と呼ばれることが多い。

概要:刑罰を受ける際に、その手続きが法律に則ったものでなければならない。また、その法の実体も適正であることが要求される。罪刑法定主義と並ぶ刑事法の原則である。

アメリカ合衆国の場合:アメリカでは、アメリカ合衆国憲法修正5条および14条がこれを定める。日本と異なり両条文の効力が及ぶ範囲は刑事事件のみならず民事事件にも及ぶ。すなわち、修正5条は(連邦政府に対し)適正手続なしに個人の財産等を奪ってはならない旨定め、修正14条は州政府に対し同様の適正手続の保障を要求する。これは民事訴訟手続において訴訟当事者が適正に訴状の送達を受け、手続において適正に自己の主張を述べる機会を与えられ、公平な裁判官による判決を受ける権利を有することを意味する。さらに、修正14条は州の対人管轄を限界づける機能をも有する。

OKWaveのQ&Aによると、

適正手続きのことです。

刑罰などの不利益を科す場合には、実体的に適正なだけではなく、手続きも適正でなければならないことから来ています。

例えば、逮捕する場合にも面倒でも公平な第三者とされる裁判所の令状を得て行うのが原則です。また、裁判も密室ではなく、公開の法廷で行います

これらは、当たり前のことのようですが、近代以前では、なかったことです。人権保障の歴史は、適正手続きの歴史とも言えるでしょう。

これらは、行政にとっては、負担であり、迅速な手続きの観点からは、不利です。にもかかわらず、この適正手続きが認められたのは、専制君主時代の暗黒裁判の犠牲を考え、市民の自由を守るためには、ちゃんとした手続きを踏むことが重要と認識されたからです

デュー・プロセスについては、「teabreakt2」氏のhttp://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/15683058.html,http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/15674880.html,も参照。

 

今回の「研究論文の疑義に関する調査委員会」の調査は、専制君主時代の暗黒裁判に見えてきませんか。