読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

気の向くままに

形而上学・倫理学・法哲学・社会学・自然学・美学・その他諸々について書いてみたい幼稚園児のブログです。まあ、しかし焦らずにゆっくりと、気の向くままにいきましょう。

幻のSTAP細胞3 魔女狩り(5)

f:id:shoyo3:20141229150538j:plain

小保方とは、どういう人物なのか。Wikipediaによると、

早稲田大学大学院に進学すると専門分野を転向し、東京女子医科大学先端生命医科学研究所の研修生となり、東京女子医科大学教授大和雅之の指導の下、医工融合研究教育拠点である先端生命医科学センター (TWIns) にて再生医療の研究を開始する。ベンチャー企業セルシードでも活躍している岡野光夫や大和雅之の指導の元、細胞シートについての研究に取り組む。

研究は細胞をシート状にして組織工学へ応用する内容で、温度応答性培養皿で作製した口腔粘膜上皮細胞シートを皮下移植する技術について研究し、国内の学術講演会や国際会議(シカゴ、大阪、東京)における学会発表も経験した。指導教授の一人である岡野光夫は当時を振り返り、日曜日の夜遅くまで残る熱心さであったこと、プレゼンテーション資料に非の打ちどころがなかったこと、自分の意見をはっきり述べる力があったこと等を述懐し、小保方を評価している

2008年3月に早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻修士課程を修了する。同年に小保方が筆頭著者の論文が掲載され、同年4月には早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学専攻博士課程に進学した際には、日本学術振興会特別研究員 (DC1) に採択された。

博士論文は後述の胞子様細胞が中心になるが、博士課程においても再現性が高い皮下移植法の開発や、野生型マウスとヌードマウスにおける皮下移植後の組織や免疫応答の比較を行っている。学会発表や論文執筆も活発に行い、2011年には開発した皮下移植法がネイチャー・プロトコルに掲載された。また、別の論文においても第三著者として貢献している。

小島宏司と大和雅之の縁で、2008年にはグローバルCOEプログラムの一環でハーバード大学医学大学院教授のチャールズ・バカンティの研究室に短期留学する。チャールズ・バカンティの元で胞子様細胞 (spore-like cells) の研究に取り組み、…留学期間終了後も客員研究員として2009年冬まで滞在する。胞子様細胞(spore-like cells)研究を発展させる実験に取り組み、2009年4月には幹細胞研究の論文を徹夜で200本読み込み、プレゼンテーションを行った。同年8月には論文を書いて投稿するが、2010年春に論文はリジェクトされてしまう。同じくバカンティ教授の下で研究し、論文の共著者の1人でもある小島宏司は「その後の2-3年は彼女は本当につらかっただろう」と語っている

小保方は博士論文研究としてこの細胞の多能性を検証することに取り組む。「分化した動物細胞が刺激だけで多能性分化能を再獲得することはあり得ない」というのが常識であったため、ハーバード大学では多能性の判定の仕事を手伝ってくれる人が見つからなかった。そこで理化学研究所のチームリーダーだった若山照彦(後に山梨大学教授)の協力を仰いだ。若山は「最初は『できるはずがない』と思ったが、あり得ないことを試すのは自分も好きだったので手伝った」という。

最終的にティッシュ・エンジニアリング誌へ論文を投稿し、2011年に掲載。2011年2月には博士論文「三胚葉由来組織に共通した万能性体性幹細胞の探索」をまとめあげ、同年3月15日に早稲田大学で博士(工学)の学位を取得した。

2011年4月から2013年2月まで理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)ゲノムリプログラミング研究チーム(チームリーダー:若山照彦客員研究員としてSTAP細胞の研究に取り組む。なお、この間ハーバード・メディカルスクールポスドク研究員の籍も持つ。

2013年3月1日には研究ユニットリーダーに就任し、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 細胞リプログラミング研究ユニットを主宰する。

経歴だけで人を判断することは難しいが、ここから「捏造」を行う動機はみえてこない。

また小保方は、請われて細胞リプログラミング研究ユニットリーダーに就任したようだ。というのは、

(2012/11/14)GD 会議及び人事委員会において、募集中のPI 採用人事の議論の中で小保方氏の研究が話題となった。

(2012/11/15)人事委員会からの応募の可能性の打診に小保方氏が応じ、応募を決めた。

(2012/12/21)人事委員会による面接。センター長から理事長への推薦を内定。

(2013/1/16)人事委員会で小保方氏を理事長に推薦することを正式に決定。

という記述が、理研の自己点検検証委員会の報告「CDB自己点検の検証について」のなかにある。小保方は理研に来てから急に「名声」が欲しくなり、すぐにばれるような「捏造」を行ったというのだろうか。

日本学術振興会特別研究員(DC1)の選考基準はどうなっているのだろうか。

特別研究員の選考は、我が国の学界の第一線の研究者で構成される特別研究員等審査会(委員55人、専門委員約1,800人)において、書面審査及び面接審査により行われます。

特別研究員の審査方針は、以下のとおりです。

・ 特別研究員-DC1、特別研究員-DC2、特別研究員-PD

(1)  学術の将来を担う優れた研究者となることが十分期待できること。

(2)  研究業績が優れており、研究計画を遂行できる能力及び準備状況が示されていること。

(3)  研究計画が具体的であり、優れていること。

http://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_houhou.html

小保方会見(「生物のロマン見ている」小保方さん会見一問一答 野中良祐、小宮山亮磨2014年1月30日)の一部をあげておこう。「捏造」をおこなうような人間が、このような答え方をするだろうか。

 ――なぜ細胞はこんな仕組みを持っているのか。

 「単細胞生物にストレスがかかると胞子になったりするように、(多細胞生物である)私たちの細胞も、ストレスがかかると何とかして生き延びようとするメカニズムが働くのではないか。そういうロマンを見ています

――研究成果を、自身はすぐに信じることができたか。

「私はたいへん世間知らずだったので、ストレスをかけて細胞の固まりができたときに、きっと幹細胞だろうと思った。ハーバードで夜の1時くらいに1人で実験をやっていて、(幹細胞であることを示すたんぱく質の)バンドが出たときに、わー、出たー、明日先生に報告しよう、という喜びだった

http://www.asahi.com/articles/ASG1Z0PGCG1YPLBJ00W.html

小保方さんとのSTAP研究について語る若山教授(1月31日、山梨大で)

判定の手法は、緑色に光るマウスが生まれてくれば多能性がある、光らなければない、というもの。当然、最初は全く光らなかった。同様の共同研究を私に持ちかけてくる人は多いが、一度失敗を伝えると、たいていの研究者は引き下がる。でも小保方さんは違った。だめだったと伝えると、更に膨大な量の実験をして失敗の原因と次の作戦を考え、『次は絶対いけるのでお願いします』と別の方法で作った細胞をすぐ持ってきた。普通とは違う熱意を感じた

http://wayback.archive.org/web/20140209054710/http:/www.yomiuri.co.jp/science/news/20140202-OYT1T00332.htm

小保方は、涙で人をだましたのだろうか?