浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

夏の風物詩スペシャル

今年ももうすぐ夏が終わります。特に何ということもなく、季節が移り変っていきます。

特別に悲観することもなく、特別に楽観することもなく……。

 

Canon owner’s gallery に、「夏の風物詩スペシャル」として、8月の作品30点が掲載されていました。

その中から、私が良いと思ったものを、3点紹介します。

これらを見て感じたことを書きとめておきます。

  ・いまこの瞬間における世界の断片

  ・忘却

  ・渦流のリアル

 先日の記事「浴衣と団扇」、「処暑」で、「季節を感じるこころ」についてふれましたが、これらの写真もまた「季節」を感じさせるものであります。

 

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 作品名                引潮

 作者                    yarey

 作者コメント       杭と影、砂浜の模様の中での人

 

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 作品名                風船が舞った夏

 作者                    日本髪

 作者コメント       私は、父が投げた風船を追った。弟もそれに続いた。暑い夏が来ると思いだす。そんな記憶に残る夏。

 

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 作品名                宙(そら)

 作者                    くるくる花火

 作者コメント       三脚に取り付けたカメラを回して花火を撮るようになって随分たつが、比較的初めの頃の作品です。宇宙の彼方を撮りこんだ気分になりました。カメラを回すスピードによって画像が変りますが、それが又面白いものです。