風花(かざはな、かざばな)とは、「晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪で、山岳地帯の雪が上層気流に乗って風下側に落ちてくるもの」(デジタル大辞泉)だそうです。
こんな記事がありました。http://www.bionet.jp/2011/12/iro21-2/
日本列島に、大陸から寒気が押し寄せると、日本海側では雪が降り、その雪雲の一部が脊梁山脈を越えて、太平洋側へと流れ込んできます。山を越えてやってくる雪片を、風花といいます。
風花は、晴天時に、風に舞うようにちらちらと降ります。
風花は上州によく見られる現象です。八木節に合わせ、上州名物空っ風に乗ってやってきます。
上州ではこれを吹越と呼びます。風花よりも雑で、荒っぽい感じで、いかにも上州らしい言い方ですが、嫌いではありません。
日ねもすの風花淋しからざるや 虚子
風花や胸にはとはの摩擦音 石田波郷
風花や波路のはては空青し 水原秋櫻子
https://www.youtube.com/watch?v=Aa4V7RPQrr8
風花の写真を探してみたのですが、ほとんど見当たらないですね。北国に住んでいる人なら知っていると思うのですが、シャッター・チャンスがないのでしょうか。貴重な1枚の写真を転載しておきます。
http://summit1000.blog98.fc2.com/blog-date-201001.html
作者(山頂の住人)のコメント
朝の気温氷点下7度。
明け方の霧の中で少々の雪も降ったらしく、山頂の景色は真っ白だった。
やがて日が差し始めると同時に風が強くなって、木々の梢の白いものが豪勢に舞い始めた。
関連写真をいろいろ見ていたら、次の写真が(風花ではありませんが)目にとまりました。
姫神の「風花」を聴いてみましょう。
「風花」ではありませんが、同じ姫神の「一片雪花」という曲です。
切り取った画像を貼っておきましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=qNc8ZPx-SmM