2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
北川東子「ジンメル-生の形式」(6) 今世紀初頭のベルリンは、先駆的なかたちで「都市の哲学」を語ったジンメルには、「都市化」の現象そのものであった。大都会は、近代化に伴い生まれた機能的な生活空間であり、匿名の大衆にとっての場所、誰のものでも…
児玉聡『功利主義入門』(5) 適応的選好形成の問題。 教育により解決できるのか。
先日、とある居酒屋で飲んでいたときのこと、そこは女子会も可能なわりと落ち着いた雰囲気の店であったが、そこで異様な光景を目にした。 斜め向かいに女子4人のグループがいたのだが、実に静かに4人とも「携帯」を操作しているのであった! そのあまりの…
富田恭彦「哲学の最前線 ハ-バードより愛をこめて」(3)」 「事実」という言葉は、いろいろな場面で用いられる。客観的事実と主観的事実。事実と真実。事実の報道。事実認定。事実は小説よりも奇なり。普通の理解では、事実とは、誰がどんな信念を持とう…
大岡信「抽象絵画への招待」(3) サム・フランシス (1923-1994)の絵をみてみよう。 サム・フランシスとは、 20世紀のアメリカの画家。1923年、カリフォルニア州に生まれる。第二次大戦中、飛行訓練中の事故によって入院していた時に絵を描きはじめた。アン…
ラマチャンドラン,ブレイクスリー「脳のなかの幽霊」(4) 2つの視覚経路…系統発生的に古い経路と系統発生的に新しい経路。 見えないのに見える。これは超能力か。
齊藤純一「公共性」(1) 19世紀半ばからおよそ1世紀の間、公共性はネガティヴにとらえられてきた。 公開性と討議が議会運営上の現実において空虚で取るに足らぬ形式と化してしまってはいないか?
JUJU の Take five Keiko Matsui の Across the Sun と Stingo
北川東子「ジンメル-生の形式」(5) 理想主義的な「汎ヨーロッパ主義」の構想。 「ユダヤ人であること」は思想的になんの意味も持たない。 可視性と不可視性との境界はたえず揺らいでいる。
児玉聡『功利主義入門』(4) 『トゥルーマン・ショー』の偽りの世界? 入れ子構造の可能性?
Karunesh (1956-)は、ドイツ生まれのミュージシャン。1979年にインドに旅行し、ヒンディー語で「慈悲の神」を意味するKaruneshという名前を得た。(wikipedia) 2曲紹介します。 (New Age Relaxation) アルバム Nirvana CaféからThe Conversation Karunesh - …
富田恭彦「哲学の最前線 ハ-バードより愛をこめて」(2) 文化によって、人によって、まったく異なるものの見方がなされているということがあるのではないか。もしかしたら、今自分たちが正しいと思っているものも、自分たちだからそうなんで、それは別の…