浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

2016-02-02から1日間の記事一覧

法の射程と限界(1) 他人に迷惑をかけなければ、何をしようと自由なのか?

平野・亀本・服部『法哲学』(9) 服部は、法的規制の正当性とその限界について、次のように述べている。 公権力機関による強制の正当性が問われるとき、人々の自由への正当な干渉の形態として、まず第1に挙げられるのは、古典的自由主義者ミルが『自由論…