浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

COVID-19:PCR検査 -地獄への道は、善意で舗装されている-

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(26) (2020/8/1) 訂正箇所あり 全国各地で感染が広がっていると報じられている。相変わらずのマスメディアの「煽り」である。 「煽り」というのは、「無症状者」から「重症者」まで、ごちゃまぜで、新…

内田すずめ(BLACK Scandal)

https://www.fashion-press.net/news/43918 https://www.fashion-press.net/news/43918 https://www.kaifineart.com/suzumeuchida 内田すずめ アーティスト。自身の内面と向き合って生み出された作品には光と闇が共存しており、理想的な美しき世界とエゴに揺…

COVID-19:新型コロナウイルス感染症の「死者」の定義

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(25) ※ 当ブログのCOVID-19関連記事リンク集 → https://shoyo3.hatenablog.com/entry/2021/05/06/210000 ※ 追記あり(2020/7/26) 事例1:新型コロナで学校が休校となり妊娠してしまい、親の反対で中…

賃金格差の現状

香取照幸『教養としての社会保障』(14) 今回は、第4章 変調する社会・経済 第4節 長期不況・デフレのインパクト-格差社会の出現 である。 香取は、「デフレは賃金を直撃しており、実質賃金が下落している」と述べているが、「デフレ」が「賃金」とどの…

「芸術的な創造性の問題」と「ジャーナリズムの競争的な構造」について

アルフィ・コーン『競争社会をこえて』(13) 今回は、第3章 競争はより生産的なものなのだろうか-協働の報酬 の続きである。 いくつかの研究事例が紹介されているが、ここでは2つだけとりあげよう。 芸術的な創造性の問題 7歳から8歳の少女たちが「…

COVID-19: 疑わしきは排除せよ!

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(24) 7月初め頃から、東京を中心とした「新規感染者」の増大傾向が報道されている。 最初にエクスキューズしておきたいが、これから述べることは「日本」に限定した話であり、主観的に25%は誤りであ…

「生気論」の意義

山口裕之『ひとは生命をどのように理解してきたか』(21) 今回は、第2章 生物学の成立構造 第2節 「生物学」の登場 の続き(p.102~)と第3節 分子生物学と生気論である。 その前に、ちょっと復習。 「生気論」とは、「生物には通常の物質とは異なる特…

ベビーM事件

立岩真也『私的所有論』(31) 今回は、第4章 他者 第5節 生殖技術について の続き(p.160~)である。 ベビーM事件 1985年2月、スターン夫妻(夫は38歳の生化学者、妻は38歳の小児科医)とメアリー・ベス・ホワイトヘッド(当時28歳、無職、白人、子ども2…

ディデューラ(ДиДюЛя)

YYJT(29) №1と№5は、同じ曲です。 №2,3,5は、Saint-Petersburg*1でのライブです。 №3の動画より。この中央のダンサーいいですね。このダンスはポルカ? それと円筒形の帽子は、何という名前でしょうか? 1.Полет на Меркурий(水星への飛行) www.…

価値相対主義(狭義の相対主義)とは?

井上達夫『共生の作法-会話としての正義-』(5) 今回は、第1章 正義論は可能か 第4節 相対主義 の続きである。 価値観の多様性(相対主義)を安易に認めてよいのか? 誰もが納得できる価値判断はあり得ないのか? これが私の問題意識である。 https://…