浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自然に生き、自然に死す

今回は、Sergey Chekalin と Igor Dvurechensky をとりあげます。 テーマは、「自然に生き、自然に死す」です。 以下は、1-1の動画より。 以下は、1-2の動画より。 以下は、2-1の動画より。 以下は、2-2の動画より。 1-1 Sunny morning/Sergey Chekalin www…

DNA分子としての遺伝子は、形質の情報をも担うものであるか?

山口裕之『ひとは生命をどのように理解してきたか』(28) 今回は、第3章 二つの遺伝子 第2節 分子生物学における遺伝子概念の展開 の続き(p.138~)である。 1970年頃の分子生物学 DNA分子は、それを構成する塩基の配列によって、タンパク質のアミノ酸…

COVID-19:小括(2)― 終わらないイベント

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(82) ※ 当ブログのCOVID-19関連記事リンク集 → https://shoyo3.hatenablog.com/entry/2021/05/06/210000 私は、およそ1年前の2020/8/7に、小括(頭の整理)を書いた。今回は、これを見直すことにする。…

ブンバ ボンボンボ ブンバ ボーン! ハッ!!

ジム・ホルト『世界はなぜ「ある」のか』(4) 今回は、第2章 哲学のあらまし である。 存在の謎の核心は、「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか?」という問いに尽きる。 この問いに答えようと努めることは、「人間の知性のとりわけ壮大な企て」であ…

COVID-19:世界各国の高齢化率と死者数の関係

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(81) ※ 当ブログのCOVID-19関連記事リンク集 → https://shoyo3.hatenablog.com/entry/2021/05/06/210000 札幌医大の<人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移【世界・国別】>のグラフに面白いも…

正義定式と「理想的男性」

井上達夫『共生の作法-会話としての正義-』(13) 今回は、第2章 エゴイズム 第3節 正義とエゴイズム の続き(p.47~)である。 正義定式の平等主義的性格と抽象主義的性格 正義定式(等しきものは等しく、不等なるものは不等に扱わるべし)は平等主義的…

美人傘

日の光を浴びて、元気になりましょう。 紫外線を浴びすぎて、シミにならないようにしましょう。 1.遊び心 https://plusring.jp/?pid=148695046 2.いってらっしゃい/本浪隆弘(プロカメラマン) https://takahiromotonami.tumblr.com/ 3.花笠/pinboke…

COVID-19:超過死亡/過少死亡について(2)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(80) ※ 当ブログのCOVID-19関連記事リンク集 → https://shoyo3.hatenablog.com/entry/2021/05/06/210000 西村康稔(新型コロナウイルス感染症対策担当大臣)の発言(2021/7/8)に論評したいところだが…

租税の分類と体系

神野直彦『財政学』(25) 今回は、第12章 租税の分類と体系 である。 本書では聞きなれない(一般的ではない?)用語が多数出てくる。租税主体、租税客体、課税の衝撃点、要素市場税、生産物市場税、家計税、人税、物税などである。そこで、まずは「税法…

無観客の見世物としての「アリーナ」

久米郁男他『政治学』(29) これまで、浦部法穂『全訂 憲法学教室』に寄り道していたが、今回より本書に戻る。 第2部 統治の効率―代理人の設計 の各章は、次の通りである。 第10章 議会 第11章 執政部 第12章 官僚制 第13章 中央地方関係 第14章 国際制度…

COVID-19:ワクチンを打つか、打たないか、それが問題だ。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(79) ※ 当ブログのCOVID-19関連記事リンク集 → https://shoyo3.hatenablog.com/entry/2021/05/06/210000 ワクチンを打つか、打たないか、それが問題だ。*1 今回は、ワクチンの安全性の話題である。私は…

態度と行動の一貫性、合理的行動理論

山岸俊男監修『社会心理学』(13) 今回から、第3章 社会の中の個人 に入る。第2章は歴史的な実験の話だったので何か古い感じがしたが、これからは、「現代社会」を見据えた「社会心理」の話として期待できるだろうか。 第3章のテーマは、(1)態度、(2)ヒ…