とある居酒屋でのこと。オジサンたちは、小保方の手記「あの日」で、すごく盛り上がっていました。ご紹介しましょう。
「なぜ、若山や理研はダンマリを決め込んでいるのだろうか?」
「もう済んでしまった事件だからでしょ。別に訴えられたわけでもなく、反論する必要もないからね。下手に反論すると、揚げ足取られるからね。そのうち、世間も忘れてしまうさ。」
「そうかな。ホントは反論したいけど、弱みがあるから反論できないんじゃないの。」
「いや、ダンマリではなく、反論を準備中だと思うよ。反論するには、それなりに説得力を持たなければいけないから、ある程度時間はかかるからね。」
「そうだとすると、どれ位の時間がかかると思う?」
「若山と理研を分けて考えなければならないね。」
「じゃ、若山から考えてみようか。」
「心中穏やかじゃないだろうね。」
「反論したいけど、反論できないというところか。」
「若山の行動には、ウラがあるのかな。」
「ウラって何?」
「理研だよ」
「どういうこと?」
「若山が自分のミスを理研に相談したら、理研にも思惑があってさ、小保方を切るストーリーを考えたんだね。」
「証拠はあるのかね」
「ないさ。仮説だよ、仮説。」
「そういう可能性もあるかもしれないね。」
「若山単独だとしたら、理研の動きが何となくおかしい気がするんだよ。」
「そうだとしたら、若山は単独では動けないね。下手に動いたら、今度は自分が切られるからね。」
「武田邦彦説をとるのかね」
「そういうわけではないが、武田説の信奉者が増えてきているような感じがする。」
「いろいろ面白いことを言う先生だね。」
「武田説に問題はあるとしても、素人はなかなか反論できないよ。ある意味、勉強になる。異なった視点から見ることの大事さを教えてくれている。」
「若山とは関係なく、理研単独で考えてみたら、理研は反論するだろうか?」
「反論しないんじゃないか。」
「名誉棄損で訴えるとか。」
「それはないだろう。理研としては、規程に従い、やるべきことをやったという立場だろうから、手記ごときに反応するとは思えないな。名誉棄損にならないように、三木弁護士のチェックも入っているだろうし、ちょっと考えられないな。」
「ダンマリを決め込むということか。」
「理研や若山が恐れているのは、ジャーナリストではないか?」
「それはどうかな。(真の)ジャーナリストはいい加減な記事を書けないから、きちんとウラを取らなければならない。でもそう簡単にウラを取れるはずもないから(ほとんど不可能だから)、それほど心配していないのではないか。」
「それじゃ、ネットで騒いでいる連中は?」
「彼らには実行力はない。事実がわからないものだから、公表された情報をもとに、想像でものを言っているだけだ。何も心配する必要はない。言論の自由があるから、自由に言わせておけばよい。そのうち静かになる。」
「それじゃ、小保方はせっかく手記を出したのに、泣き寝入りのままか。」
「いや、そんなことはないと思うね。この本がベストセラーになったということは非常に大きな意義がある。」
「というと?」
「世間はまだ大きな関心を持っているということが明らかになったわけだ。これで、小保方は、次の一手を打てる。」
「というと?」
「テレビドラマのプロデューサーが既に動き始めているんじゃないかと思うが、STAP事件のドラマ化だよ。」
「なるほど、これは視聴率を稼げるだろうね。」
「STAP事件で明らかになった問題は、非常に広範囲だから、シリーズ化できるね。」
「大ヒット間違いないような気がしてきた。」
「<相棒>の人気ぶりをみればわかるな。杉下右京ごのみの「真実追求」のストーリー展開かな。役人もでてくるしね。」
「国際特許戦争の話もありだな。米国防総省も絡んでくる。話をふくらませることができる。」
「研究者社会の足の引っ張り合い。ドロドロも見どころだな。「御意」連中もいるだろうし。」
「不当解雇も問題にできるかもしれない。」
「産官学の癒着もテーマにできるね。」
「ジャーナリズムの問題も大きい。」
「サイエンスライターや学者のコメントも料理の仕方によっては面白いよ。いろんな人がいろんなことを言ってるからね。」
「でも、スポンサーはつくだろうか。大企業はスポンサーにならないんじゃ?」
「内容次第だろうな。政府にたてつくような内容だと腰が引けるかもしれないが、「正義」、「真実追及」、「不正を正す」を前面に出せば、自社のイメージアップにもなる。なにより予想される高視聴率が魅力だろう。」
「フィクションだから、現実と違っていても何ら問題はない。」
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「ドラマのタイトルを考えてみよう。」
「<リプロ>というのはどうかね。リプログラミング(reprogramming)の略で、リプロ。分化した細胞を未分化の状態に戻すことだが、STAP事件で言えば、既に結論のでた問題を元に戻そうという意味を込めているんだよ。」
「説明を聞けば分からないでもないが、ピンとこないな。<半沢直子>というのはどうかね。「やられたらやり返す。倍返しだ!」というフレーズがすぐに浮かんできて、ピッタリじゃないか。」
「それは盗用にあたらないだろうか。」
「いやあ、それよりも、そういうタイトルだと扱うテーマが限られるだろうし、1つのストーリーになってしまう。いろんなテーマを扱うドラマにしたいね。」
「<ハルコ>と言うのがいいと思うな。明日は晴れるよ。春よ来い。」
「松任谷由実に歌ってもらうか。」
「ファッションビル PARCO を展開しているパルコと語感が似ているので、スポンサーになったりして」
「いろんな意味付けが出来そうで、いいかもしれないね。何より分かりやすくて。」
「キャストを考えてみよう。主演女優をだれにするか。」
「吉高由里子」
「比嘉愛未」
「上野樹里」
「長澤まさみ」
「オジサン連中には、なかなか名前がでてこないね。」
「やはり晴子に近い年代のほうが良いだろうね。」
「上野樹里は、NHK大河ドラマ出演後しばらく干されていて、最近ようやく出て来るようになったみたいだが、いいかもね。」
「はるこ、カムバック!」
「男優も考えてみようか。」
「ワカヤマは、いかにもワルそうなのがいいかな。」
「どうだろう。ハゲていればいいんじゃないの。」
「ミキ弁護士には、役者じゃないけど、橋本徹がいいかもしれない。」
「大阪維新の会も、あまりパッとしないようだし、話題作りに出たがるかもしれないね。」
「政治に忙しいかも知れないが、たまに出演するのはOKかも。」
「いや、橋本徹よりも、丸山和也のほうが良いのでは。参議院文教科学委員長を務めていたとき、STAP問題には重大な関心を持っていた(2014.07.14、丸山弁護士が緊急激白「STAP細胞の存在証明を祈る」)と言っているので、出演するかもしれない。「行列のできる法律相談所」でテレビ慣れしているだろうし。自民党本部からストップがかかれば別だが。」
「STAP事件の登場人物はいっぱいいるので、おもしろい人物をもってきて話を作れば、大ヒットだろう。」
「誰が脚本を書くの?」
「基本的には、相棒の脚本家たちだろうね。」
「ドラマ「半沢直樹」の脚本家、八津弘幸も加えたいね。」
「晴子はどういう位置づけになるかな?」
「たぶん情報提供だろう。未公表の面白いネタをいっぱい持っているのではないかな。」
「文字では表現しづらい調査者の調査ぶりとか晴子でないとわからないしね。」
「それを少々オーバーに表現したところで、フィクションだものね。」
「クレジットタイトルには、さりげなく協力者:小保方晴子としておくか。」
「しかし、その報酬は相応に支払わなければならない。」
「視聴率歩合制にしたらどうだろうか。」
「そのうち、映画化の話もでるよね。」
「もし理研なり、若山の反論が出たらどうする?」
「裁判になるかどうかによって対応は異なるが、ドラマ化は取りやめる必要がない。」
「反論はある特定の部分に限られるのに対して、ドラマは視聴者が本当に知りたいところを取り上げるからね。」
オジサンたちの話は、まだまだ続いているのでした。