1972年ポーランド生まれ。ワルシャワ在住。ボズナン美術大学、アムステルダムのライクスアカデミーで学ぶ。第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2007年)のポーランド館代表。主な個展に「Monika Sosnowska」(サーペンタイン・ギャラリー・ロンドン:2004年)、「Projects 83」(ニューヨーク近代美術館:2006年)、「1:1」(シャウラガー美術館、バーゼル:2008年)、「The Staircase」(ヘルツリーヤ現代美術館、イスラエル:2010年)、「Regional Modernities」(オーストラリア現代美術センター、メルボルン:2013年)など。
ソスノフスカは、社会主義のもとで権力の象徴を意味した当時の建築や、公共の施設などが壊されていく様を日常生活の中で、目の当たりにしてきた。かつてのユートピア的な意味を失って脱機能化し、崩壊と放棄の過程を辿りながら、新しい建築へと移りゆく姿を、その建築の壁、階段、ファサード、窓、廊下などのディテールを断片的に取り出し、造形をユニークな彫刻としての言語に置き換えている。
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天上に連なる単螺旋は、崩れ落ちているのか
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内部空間のこの不安定さ … 現に存立している いかにして?