浮動点から世界を見つめる

井蛙には以って海を語るべからず、夏虫には以て冰を語るべからず、曲士には以て道を語るべからず

ファッション・イラスト

まずは、次の動画を見て下さい。

 

Melody Gardot - Les Étoiles



今日はファッション・イラストの話です。イラストと言えば、「挿絵」のことであると理解していましたが、もう少し広い意味で使われているようです。

武井邦彦は、「言語による表現と同時に知覚されることを前提としつつ、その制作物における主題をより的確に表現することを目標として制作される合目的的な画像。イラストレーションという概念の範囲には、絵画、図解、図表、写真などが含まれる。」(日本大百科全書)と説明しています。新聞・雑誌・webサイト等で多用される「図解、図表、写真」もイラストなんですね。

 

Wikipediaは、次の2人を注目すべきアクティブなファッション・イラストレーターとしています。(多数のイラストがありますので、各サイトを見て下さい)

1.Julie Verhoeven

f:id:shoyo3:20200116151444j:plain

https://www.clm-agency.com/multidisciplinary-creative/julie-verhoeven/

 

2.David Downton

f:id:shoyo3:20200116151542j:plain

http://www.daviddownton.com/

 

これらを見ていると、上記の説明を超えているように思われます。

イラストレーションはメディアで複製され機能する、メッセージを伴う図版表現として芸術作品から区別されるが、これは機能からの分類であり、機能と切り離してみれば「絵」の一種以外の何物でもない。独創的な芸術作品もまたしばしば書籍のカバーや挿絵などのイラストレーションとして利用される。逆にイラストレーションの原本がその制作時の文脈に関係なく芸術作品として取り扱われ画廊などで販売されたりすることも少なくない。

イラストレーションにはさまざまな環境において大衆に訴求する分かりやすさが求められると同時に、大量に複製されることによって大衆が身近に触れることのできる絵画的表現物ともなっており、即時的な「消費される絵画」であると同時に絵画(タブロー)にはない共有性や同時代性も持つ。他方で消費社会の高度化に伴い商業領域でも「個」に訴求する表現が受け入れられるようになり表現者が美術とイラストレーションを往還し、またメディアも紙のみならずデジタルや環境などへと拡散していったため、美術との境界のみならずイラストレーションそのものの定義も揺らぎつつある。(Wikipedia

今回紹介するようなイラストを見ていると、書物や装飾のためのイラストではなく、美あるいはあるイメージを表現しようとする美術に近づいているような気がします。

 

3.Katie Rodgers

f:id:shoyo3:20200116151707j:plain

https://illustratorslounge.com/fashion/fashion-fridays-katie-rodgers/

 

4.Lena Ker

f:id:shoyo3:20200116151746j:plain

http://lenaker.com/fashion/

 

以下は、最初の動画のイラストレーター Sophie Griottoのイラストです。(サイトはhttps://www.sophiegriotto.com/ 他)

5.Sophie Griotto (1)

f:id:shoyo3:20200116151826j:plain

 

 

6.Sophie Griotto (2)

f:id:shoyo3:20200116151903j:plain

 

7.Sophie Griotto (3)

f:id:shoyo3:20200116151939j:plain