「桜を見る会」問題(1)
昨年来問題になっている「桜を見る会」の内閣府の対応は、三権分立とりわけ立法・行政(官僚)の関係に関する格好の教材ではないかと思う。歴代の人事課長6人に対する「厳重注意」の処分だけでは何も変わらないだろう。
「桜を見る会」問題が公職選挙法違反や政治資金規正法違反の疑いの問題であるだけなら、「またか」というだけであまり興味を持てないのだが、いまや公文書管理法違反が明らかになってきており、すなわち官僚(公務員)の公文書隠蔽・改ざんが明らかになってきており、つまり憲法が保障する国民の「知る権利」の侵害が明白になりつつあり、大きな問題であると考えている。根本的には、立法と行政の関係に問題があるのではないかと感じているが、いまはまだ勉強不足で何とも言えない。
本格的な論評は後日とすることとし、今回は以下の動画の紹介にとどめる。
桜を見る会 若者へのメッセージ!
前川喜平は、現在の官僚を「忖度官僚、面従腹背官僚、判断停止官僚(アイヒマン)」しかいないと言っている。なるほど。
いずれも話がうまい。望月衣塑子には『新聞記者』という著書があり、映画化された。この動画を見ていて、彼女は「チャキチャキの江戸っ娘」という感じがした。
映画『新聞記者』6.28(金)公開/予告編[内調 ver.]
今日(2020/1/21)現在、26回までヒアリングが行われている。私は、16回目から毎回見ているが、非常に面白い。
YouTubeで検索してください。
テレビのニュースや新聞記事ではなかなか分からない部分もこの動画を見ていると何が問題なのか見えてくる。
追及の仕方、官僚の答弁の仕方、いろいろ勉強になる。
- 「黒塗り」ならぬ「白塗り」
- 聞き取り(記憶)のみの答弁で、客観的な証拠となるコンピュータの「ログ」提出の一貫した拒否。
https://www.youtube.com/watch?v=ijZOFpbpLW4
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