浮動点から世界を見つめる

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「桜を見る会」問題 ログについて(2) 黒塗りの「功績功労者」は誰?

桜を見る会」問題(3)

2020年1月27日、菅義偉官房長官は、サーバーのログ(「招待者名簿」ファイルの削除のログ)を開示しない理由として、「同じシステムを国家安全保障局も利用しており(記録を確認すると)国家機密漏えいの危険が増す。確認は不正侵入の検証などの範囲内で行う」と述べたという。(毎日新聞

ここで赤字にした部分を、<「招待者名簿」ファイルも、国家安全保障の関するさまざまなデータファイルも、同じサーバーで、同じシステムで管理されている>などと安易に考えるべきではないと思う。そんなことは普通に考えてあり得ない。

では全くのウソかというと、そうとも限らないように思われる。

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私の想像(素人考え)だが「システム」というのは「ログ管理システム」のことではないか。仮にそうだとすると、すべてのログを開示することは問題かもしれない。

しかし、まともなログ管理システムであれば、サーバー指定や時間指定で問題となっているファイル削除の前後の部分開示ができるのではなかろうか。(但しログ改ざんがなされていないこと

いずれにせよ、菅のいう「同じシステムを国家安全保障局も利用しており(記録を確認すると)国家機密漏えいの危険が増す」というのが、どういう意味なのかはよく分からないところである。

 

黒塗りの「功績功労者」

下の写真は、「桜を見る会前夜祭 刑事法から見た疑問点」(https://news.yahoo.co.jp/byline/sonodahisashi/20191129-00152899/)という記事にのっていた「桜を見る会」参加者の写真*1の一部を「黒塗り」したものである。「功績功労者」の顔を黒塗りすることは、非常に失礼なことかと思うが、「個人情報」らしいので、黒塗りさせてもらった。

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*1:2018年 安倍首相主催「桜を見る会」(写真:Shutterstock/アフロ)