浮動点から世界を見つめる

井蛙には以って海を語るべからず、夏虫には以て冰を語るべからず、曲士には以て道を語るべからず

身軽な豚

山岸俊男監修『社会心理学』(12)

今回は、第2章 社会心理学の歴史的な実験 のうち「つり橋実験」をとりあげる予定で、原稿を書き始めたのだが、

人は何らかの刺激を受けることによって、生理的喚起(心拍数の上昇など)が起こると、置かれている状況の中に要因を求める。そして、認知した要因に関連した情動(異性への恋愛感情など)を経験する。ダットンとアロンは、この理論[情動の2要因理論]をつり橋実験によって証明している。

ということらしいが、「生理と情動の関連」を詮索したところで、いったい何が得られるのか*1ということで、ボツ。

つり橋に関連して、十津川村奈良県吉野郡)の「谷瀬のつり橋」は、観光としては良いかもしれないので覚えておこう。

 

続いて、「囚人のジレンマ・ゲーム」、「コンピュータ・トーナメント」がとりあげられており、「囚人のジレンマ」の記事(Wikipedia等)を読んでみたのだが、これも「つまらない」ので、ボツ。

囚人のジレンマは、自己の利益を追求する個人の間でいかに協力が可能となるかという社会科学の基本問題であり、経済学、政治学社会学社会心理学倫理学、哲学などの幅広い分野で研究されているほか、自然科学である生物学においても生物の協力行動を説明するモデルとして活発に研究されている。(Wikipedia)

このように言われると、興味をそそられるのだが、「有限繰り返しゲーム」とか、「無期限繰り返しゲーム」とか、「トリガー戦略」とか、「しっぺ返し戦略」(応報戦略)とか、「不完全観測」とか、「フォーク定理」とか、「アクセルロッドの研究」とかの用語が並べられても、つまるところは、個人の利得を最大にすることが目的であって、協力といっても、そのための協力であるにすぎないようだから、私の関心からは外れる。

さらには、(囚人のジレンマのような)単純モデルを複雑化して現実社会に近づけようとしても、数学モデルは到底「法律」にはかなわないように思える。現実社会の一面を捉え得るだろうが、それでもって社会が良くなるわけではないだろう。…というわけでボツ。

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(閑話)

これだけでは、ちょっと寂しいので、「谷瀬のつり橋」の動画を紹介しておこう。

”大揺れ”の谷瀬の吊り橋を渡ってきました

www.youtube.com

動画のコメントにおもしろいのがあった。

2人分の体重があるから揺れるんや! お父さんが悪い! ・・・だそうです(´;ω;`)ウッ…

お父さんは、「飛べねぇ豚は、ただの豚だ!」 だけど「飛べねぇけど、身軽な豚」なんですけど・・・(102 ms)

 

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https://plaza.rakuten.co.jp/chococraft/diary/201204170001/?scid=wi_blg_amp_pagehead_next 

*1:2017/12/20、情動 恋の吊り橋実験 参照。「人間とは何か」という問いに対しては面白いのかもしれないが、社会(心理)学の問題としては面白くない。