浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

TOMOHIDE IKEYA のリアル

TOMOHIDE IKEYAのWEBサイト(https://tomohide-ikeya.com/)から、3枚の写真をピックアップしてみた。*1

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https://tomohide-ikeya.com/adovertising

 

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https://tomohide-ikeya.com/moon

 

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https://tomohide-ikeya.com/wave

 

IKEYAは述べている。

キューバダイビングで海の中の世界を見たことをきっかけに「生と死」を強く意識するようになった。

水と光と多様な生命体が 織り成す美しい水の中の世界は、同時に人の中にある「死」への恐怖を表面化させる。

生きる上で必要不可欠な「呼吸」を奪われることによって、私たちの「生」への執着が露呈するのである。

「BREATH(呼吸)」シリーズは、「死」と背中合わせの状況の中で必死に生きようとすることで顕在化する人間の「生」と「美」を表現した作品群である。(https://onbeat.co.jp/themes/tomohideikeya/

 

私は幼い頃、川で遊んでいて溺れたことがある。

そのとき私は、白い光に輝いた渦の中を下降していた。

 

IKEYAは何を写しているのだろうか? … リアリティ? 実在? 実存? 心?

言葉では表現することのできない世界を写す … 写真、写心、写実。

*1:アイキャッチ画像は、[EDITORIAL / ADVERTISING]―[STILL]にある写真です。