浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

私の Summer Music

真夏日なので、家で涼んでいます。 お茶を飲みながら www.youtube.com 珈琲を飲みながら www.youtube.com ※ 来月より、夏休みに入ります。

Aがあるものを「正しい」と言い、Bが同じものを「不正だ」と言う

井上達夫『共生の作法-会話としての正義-』(27) 今回は、第2節 正義の概念(p.105~) である。 https://corobuzz.com/archives/124758 二重の懐疑 根本的に性格を異にする法秩序が、等しく正義の称号を要求する。いかなる戦争においても、両陣営がとも…

プロ写真家の感性

プロ写真家の感性は、素人(凡人)の感性とは全然違いますね。 以下は、各写真家の数多くの写真から私の主観でピックアップしたものです。 もちろん、他に素晴らしい写真は多数ありますので、ホームページ等を参照ください。 熠燿宵行 (ゆうようしょうこう)…

穴と輪

芝垣亮介・奥田太郎編『失われたドーナツの穴を求めて』(4) 今回は、第7穴 私たちは何を「ドーナツの穴」と呼ぶのか の続き(p169~)である。 芝垣は、「穴と呼ぶ空間」と「穴と呼ばない空間」を、下記a.b.のように例示していた(p.156)。 a.穴と呼ぶも…

種論争

積読本の処分メモ - 三中信宏『系統樹思考の世界』(下) 「分類思考と系統樹思考、クロスセクションとタイムシリーズ」(2023/5/17)の続きである。 いつもの通りコメントしようと思って書き始めたのだが、中途半端な文章となってしまったので、一言コメン…

無の世界

ジム・ホルト『世界はなぜ「ある」のか』(11) 今回は、第3章 無の小史 の続き(p.90~)である。 https://owlcation.com/humanities/Why-Something-Vs-Nothing 引き算論法 「無」を否定する論法に、(1)観察者論法と(2)容器論法があるということだったが…

確証バイアス、偏見・差別

山岸俊男監修『社会心理学』(25) 今回は、あらためて、第4章 対人認知と行動のうち、「社会的カテゴリーとステレオタイプ」、「偏った対人認知」(p.106~)をとりあげる。(前回は、Wikipedia等により「ステレオタイプ」について見てきた)。 外集団の人…