浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

推論の技術-背理法

野矢茂樹『新版 論理トレーニング』(13) 今回は、第9章 推論の技術 第3 背理法 である。 背理法とはどういうものか。Wikipediaは、次のように説明している(ア)。 P を仮定すると、矛盾が導けることにより、P の否定を結論付けることは否定の導入とい…

推論の技術-消去法

野矢茂樹『新版 論理トレーニング』(12) 今回は、第9章 推論の技術 第2節 消去法 である。 消去法 ①AまたはB ②Aではない それゆえ ③B これは単純である。「様々な選択肢がある場合に、誤りや、あり得ないものを消去していき、最終的に残った選択肢を選…

〇〇の音楽アラカルト

最近聴いた曲です。 1.Art of Life/Michelle Gurevich https://youtu.be/DuI0A8MJZ3o 2.Nature Boy/Connie Evingson https://youtu.be/yhqiB1bAMAM 3.Quiet Resource/Evelyn Stein https://youtu.be/bbyWUsQ4WtI

分類思考と系統樹思考、クロスセクションとタイムシリーズ

積読本の処分メモ - 三中信宏『系統樹思考の世界』(上) 積読本を処分するにあたり、ちょっと気になった部分をピックアップしておこう。 三中(みなか)は、系統樹とは「さまざまなもの(生物・無生物)を系譜に沿って体系的に理解するための[図示]手段…

現実世界の政治・経済体制の根幹に関わる規範的議論

井上達夫『共生の作法-会話としての正義-』(26) 今回から、第3章 現代正義論展望 である。その内容は以下の通りである。 第1節 問題状況 第2節 正義の概念…1.二重の懐疑、2.形式的正義概念、3.エゴイズムの問題 第3節 正義理論の諸累計…1.功利として…

ドーナツは、ドーナツの穴を所有している ??

芝垣亮介・奥田太郎編『失われたドーナツの穴を求めて』(3) 今回は、第7穴 私たちは何を「ドーナツの穴」と呼ぶのか の続き(p166~)である。 芝垣は、「ドーナツの穴」のような文を「PのQ」構文と呼び、「の」の用法を分析している。 PとQの関係 a b c d…

法人税の課税根拠は?

神野直彦『財政学』(38) 今回は、第15章 要素市場税の仕組みと実態 の続き(p.215~)を読む順序であり、次のような内容からなる。 所得税に包摂された法人税 二重課税の調整問題 支払段階調整方式と受け取り段階調整方式 要素市場税としての法人課税 益…

エレクトロ・スウィング

https://www.maniadb.com/album/700510 エレクトロ・スウィング(Electro swing)とは、音楽ジャンルの一種で、「ヴィンテージ・ミュージックの影響を受けたクラブジャズやEDM[Electronic dance music]、または、ハウス・ミュージックやヒップホップをミッ…