浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

書を捨てよ、町へ出よう

言葉(5)

「書を捨てよ、町へ出よう」とは、寺山修司による評論集のタイトルですが、私がここでイメージしているものは、それと関係がありません。

 

https://www.lagroupstudio.com/?lightbox=dataItem-kbyzvd2v4

 

https://one-scene.com/stories/66

 

https://www.lagroupstudio.com/?lightbox=dataItem-kbyzvd2w

 

私のイメージは、この3枚の写真が混ぜ合わさったものです。

私は、このイメージ空間のなかに「生」がある、と思っています。

 

補足すれば、書物のなかに「人生」はない、ということです(人生について、さまざまに語られていようと、それは人生とは言えないでしょう)。

「リンゴとは何か」、「リンゴはどのように食べるべきか」を、どれほど学ぼうとも、そしてどれほど自分で考えようとも、それはリンゴを食べることではないですよね。