浮動点から世界を見つめる

井蛙には以って海を語るべからず、夏虫には以て冰を語るべからず、曲士には以て道を語るべからず

COVID-19:PCR検査-選別-殺処分

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(28)

2020年8月3日、アニコムホールディングスは、預かっていたペットの犬をPCR検査した結果、陽性が判明したと公表した。(https://www.anicom.co.jp/release/2020/200731.html

 

新型コロナ、PCR検査でペットの犬が陽性に・・・【マスクにゃんニュース】

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マスクが必要なようで…

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犬が感染症にかかるとどうなるか?

環境省の資料によると、2018年には、犬:7,687匹、猫:30,757匹が「殺処分」されている。( https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

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上表の①②③の定義は、以下のとおりである。 

譲渡することが適切ではない (治癒の見込みがない病気や攻撃性がある等)

希望者又は愛護団体等に譲渡することが、動物愛護管理 法第1条 及び 第2条の趣旨に照らして適切ではない又は譲り受けた者が同法第7条第1項の責務を果たすことが極めて困難と 自治体の獣医師が 判断したため、殺処分を行った動物

愛玩動物、伴侶動物として家庭で飼養できる動物の殺処分

①以外の理由により譲渡又は保管が困難である、と判断したため、殺処分を行った動物

引取り後の死亡

都道府県知事等が動愛法第35条第1項及び第3項に基づく引取り、狂犬病予防法に基づく抑留又は、条例に基づく収容を行った後、その運搬、飼養管理中に殺処分以外の原因で死亡した動物

 動物愛護管理行政事務提要の「殺処分数」の分類による。

 ①の例示として、次のものがあげられている(一部) 

 

(具体例)

負傷や病気等による苦痛が著しく、治療の継続又は保管が動愛法第2条の趣旨に反すると判断される動物

治癒の見込みが無い、負傷、重篤な病気又は重度の認知症の動物

狂犬病予防法第9条、第14条、第18条の2に基づいて取り得る殺処分

 

動物衛生又は公衆衛生上問題となる感染症等に罹患し、他の動物又は人への蔓延等を防止するために殺処分が必要な動物

パルボウイルス感染症、猫白血病又は猫後天性免疫不全症候群等の感染症に罹患している動物

この①に当てはまるものとして、犬:3,840匹、猫:11,477匹が処分されている。

 

「犬たちをおくる日」より 殺処分場の現実/ガス室前ゲージにて

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要は、感染症の蔓延を防止するためには、「殺処分」が原則とされているとみることができる。そして「感染症」に罹患しているかどうかは、PCR検査等の検査により判定される。

思い起こせば、近年「鳥インフルエンザ」の流行があり(Wikipedia等参照)、数十万羽の養鶏等が「殺処分」された。同一鶏舎内の鶏であれば、検査陽性の有無にかかわらず、すべて「殺処分」された。(どれだけの数が「殺処分」されたか、検索してもよくわからなかった。)

 

「殺処分」の意味

人間は、鳥や犬や猫と違い、「感染症」に罹患したからといって、「殺処分」されることはないのはもちろんである。だけれども、「隔離収容」から「殺処分」まで、「地続き」である。

PCR検査陽性者に対する差別」の現状を見るにつけ、そのように感じる。すなわち、自分が感染(うつ)されたくないという思いから、「隔離収容」に賛成する。検査陽性者を「ばい菌」扱いする。「ばい菌」は駆除されねばならない。知事がどれほど「差別するな」と言っても、いま述べたことを否定できるだろうか。自分の胸に手をあてて聞いてみよ。

防疫」(感染症の蔓延を防止する)のためには、「無症状者」であれ、「軽症」であれ、「重症」「死亡」に至る「可能性がある」から「隔離収容」し、「殺処分」しなければならない、という論理をよく考えてみなければならない。もちろん、人間の場合、「隔離収容」から「殺処分」に至るには大きな飛躍があるのだが、「地続き」だと感じられないだろうか。イデオロギー操作(「敵」は殺さなければならない)で、何とでもなりそうな…。

新型コロナウイルスとの「戦い」(戦争)とみなす考え方をとる者は、「殺処分」に近い位置にあるだろう。「検査陽性者」は「ユダヤ人」であるという「思想」が吹き込まれることになるかもしれない。

 

現実的な予想

私は、現実には、「検査陽性者」は「ユダヤ人」であるとして「殺処分」されるなどということは、99.99…% ありえないと予想している。では何故、こんなことを長々と書き連ねているのか。

私は、ものの考え方(価値観)が異なるからといって、(中国人やアメリカ人を)「敵」とみなし、「兵器」で「殺害」(殺処分)してもよいと考える人がいることが信じられないのだが、現に存在することは否定できないだろう。

「兵器」は、「核兵器」とは限らない。「生物兵器」もあるし「コンピュータ・ウイルス」もある。

生物兵器」(バイオ・テロ)や「コンピュータ・ウイルス」(サイバー・テロ)は、現実的な脅威であろう。

SARS-CoV-2が「生物兵器」であるという「可能性」(仮説)は、興味深いが、簡単には論じられない。