浮動点から世界を見つめる

井蛙には以って海を語るべからず、夏虫には以て冰を語るべからず、曲士には以て道を語るべからず

COVID-19:特措法、東京オリンピック他

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(2)

このところ、新型コロナウイルス感染症(Coronavirus Disease 2019)が話題にならない日はない。

論点は多々あるだろうが、私が気になった点をメモしておく(順不同…重要度の順番ではない)。詳論はできない。

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画像:usachanの旅ブログ、「新型コロナウイルスの構造」(https://ameblo.jp/usachan-001/entry-12575273468.html

 

1.新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案

  • 新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案が、共産党を除く野党も賛成で可決成立した(2020/3/13)。
  • 立憲民主党山尾志桜里衆院議員(東大法卒、元検察官)は、衆院本会議で反対票を投じた(2020/3/12)
  • 山尾志桜里は、緊急事態宣言に際しては、事前の国会承認を義務づける(緊急の場合は事後も可)ことを、法文に入れるべきと考えている。しかし、与党の反対で、付帯決議で済ますことになった。しかし、付帯決議に法的拘束力はない。
  • 緊急事態措置が宣言されたら、集会(例えば、宣言の根拠をただすための議論をする市民イベント)を禁止することができる。
  • 緊急事態措置は強い私権制限を政府に許す措置である。NHK民法テレビなどの指定公共機関に必要な指示をすることができる(放送内容について、変更・差し替えができる)。

(2020/3/13、「法改正へ、新型コロナ緊急事態宣言でテレビの報道内容に指示も」参照、日経ビジネス

 

2.東京オリンピック

  • トランプ大統領の1年延期発言で、延期の可能性がでてきた。IOCバッハ会長は、中止・延期はWHOのアドバイスに従う、と。
  • 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日(2020/3/11)、新型コロナウイルスについて「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明した。
  • オリンピック開催時期までに、パンデミックが終息し、東京が再流行のクラスターにはならないという保証があれば開催はあり得ようが、そうでなければ中止・延期が妥当な措置だろう。このような状況のときに、(表向きのポーズかもしれないが)「予定通り」と言うセンスを疑う。
  • 私は、オリンピックは「スポーツ平和の祭典」ではなく、「国威発揚の場」と考えているので、延期・中止とかではなく、廃止すべきものと考えている。(個人・団体のレベルでのグローバルな大会は開催できる)。

 

3.予測できないリスクに対する危機管理

  • 感染症は、歴史上たびたび起きている。私たちは、それに対してどう対処すべきか多くを学んできたはずである。(学んでこなかった?)
  • WHOの対応
  • 厚労省の対応
  • COVID-19は、過去の感染症とどこが違いどこが同じなのか。すべてが「予測できないリスク」であるはずがない。
  • 地震」もある意味「予測できないリスク」である。だからといって何もできないわけではない。
  • 科学者は何をしてきたか。政治は何をしてきたか。
  • マスクやトイレットペーパー騒動を見れば、「危機管理」に問題があると思わざるを得ない。

 

4.専門家

  • 専門家の意見というのは要注意であろう。
  • 仮に、専門家とは、その分野における優れた「科学者」であるとしよう。それでもすべてが同一意見をもっているとは限らない。
  • ときどき「最悪の事態を考えるべき」という意見をきくことがあるが、それはナンセンスである。どこかで線引きしなければならない。
  • 何かを決断しなければならないとき、それは「政治」の出番だろう。科学だけの問題ではない。
  • そうすると、「専門家」に経済学者や社会学者や心理学者等々も含めるべきということになるのだろうか。
  • 「政府」が意見を聞く「専門家」とはどういう人たちになるのだろうか。忖度学者(御用学者)か。

 

5.グローバルな世界

  • COVID-19が世界的な流行を見せ、あらためて人の移動の大きさを再認識させられた。
  • ということは、本来WHOを中心として、グローバルに解決すべき問題であろう。しかるに「国家」が中心になって対策している。
  • COVID-19は「国単位」に発生しているのではない。国単位に感染者数や死亡者数をカウントすることにどれほどの意味があるのか。
  • 医療体制や保険制度は、国単位に決められているが、それでいいのだろうか? という問いを提出すべきである。イタリア人も中国人も日本人も、同じ人間である。

 

6.自殺者

  • WHOによると、世界の自殺者数は年間80万人近くに上るという。
  • 年齢層別では若年層の自殺率が高く、自殺者の過半数が45歳未満で、15歳から29歳では自殺は交通事故に次ぎ2番目に多い死亡原因だった。(2019/9/10、「世界で40秒に1人が自殺」 年間80万人近く WHO報告 参照、AFPBB News
  • COVID-19の現在の死亡者数は、世界全体で約13万人とされる。
  • 私がここで言いたいのは、COVID-19がこれだけ騒がれるのに、なぜ自殺者数が騒がれないのかということである。ほとんどが「社会的な原因」であるにもかかわらず、マスコミが騒ぐことがない(わずかに「いじめ自殺」が問題とされる)。

 

7.ウイルスは生物か非生物か

  • ウイルスは、他生物の細胞を利用して自己を複製させる、極微小な感染性の構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。生命の最小単位である細胞やその生体膜である細胞膜も持たないので、小器官がなく、自己増殖することがないので、非生物とされることもある。
  • ウイルスは細胞を構成単位とせず、自己増殖はできないが、遺伝子を有するという、非生物・生物両方の特性を持っている。現在のところ自然科学では生物・生命の定義を行うことができていないため、便宜的に細胞を構成単位とし、代謝、増殖できるものを生物と呼んでいるが、ウイルスは「非細胞性生物」として位置づけられる。あるいは、「生物学的存在」ともいわれる。感染することで宿主の恒常性に影響を及ぼし、病原体としてふるまうことがある。(Wikipedia
  • ウイルスはどこにどれ位存在しているのだろうか。その存在にはどのような意味があるのだろうか。非常に興味深い。