浮動点から世界を見つめる

井蛙には以って海を語るべからず、夏虫には以て冰を語るべからず、曲士には以て道を語るべからず

COVID-19:負担を強いる人々、負担を強いられる人々

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(72)

※ 当ブログのCOVID-19関連記事リンク集 → https://shoyo3.hatenablog.com/entry/2021/05/06/210000

内閣官房は、新型コロナ感染症に伴う各種支援について、どういうものがあるか取りまとめている。

corona.go.jp

それぞれがどれほどの予算規模で、現時点での支援実績がどの程度のものか、わからないが、ここでは「雇用を守る」という区分のうち、「雇用調整助成金」と「休業支援金・給付金」を見てみよう。

1週間毎の支給決定額は次のとおりである。

*1

 

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累計額(2021/5/21現在)は、雇用調整助成金3兆5291億円、休業支援金・給付金が1119億円である。

支給決定は、休業実施月からおよそ3か月後になっているようである。昨年のいわゆる第1波に対する支給が大きく、今回のいわゆる第4波に対する支給はそれほどでもないように見える。(解雇増?)

雇用調整助成金どういう業種、どういう規模の企業に支給されたかの公表はない(たぶん)。

 

新型コロナ感染症に伴う各種支援の総額は、いったいどれほどのものであろうか。いずれ決算で明らかになるだろう。しかし、医療機関への支援等々を含め、「コロナ関連」ともなれば、ちょっと見当もつかない。

赤字国債(国の借金)を発行して、このツケは誰が払うのだろうか。

 

これで事業が守られ雇用が守られるならば、まだ良しとしなければならないのかもしれないが、廃業や倒産、あるいは解雇された多くの人々の生活破綻に対して、最終的にはセーフティネットとして「生活保護制度」があるから良しとしなければならないのか。このような事態に陥るのは、「上級国民」ならぬ「下級国民」とされる人々であろう。

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橘玲https://www.tachibana-akira.com/2019/08/11838

 

誰がこのような事態を招いたのか?

SARS-CoV-2 なのか。それとも…。 

*1:雇用調整助成金:「新型コロナウイルス感染症の影響」により、「事業活動の縮小」を余儀なくされた場合に、従業員の雇用維持を図るために、「労使間の協定」に基づき、「雇用調整(休業)」を実施する事業主に対して、休業手当などの一部を助成するもの。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html#numbers

休業支援金・給付金新型コロナウイルス感染症及びそのまん延防止の措置の影響により休業させられた労働者のうち、休業中に賃金(休業手当)を受けることができなかった方に対し、支給するもの。https://www.mhlw.go.jp/stf/kyugyoshienkin.html#zisseki

なお、個人事業主フリーランスに対する支援には、「事業を守る」という区分での「持続化補助金」がある。