浮動点から世界を見つめる

井蛙には以って海を語るべからず、夏虫には以て冰を語るべからず、曲士には以て道を語るべからず

COVID-19:自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するメモ(12)

■正しく恐れる

■冷静な頭脳と温かい心

 

(A) COVID-19は、(新型かもしれないが)一つの感染症に過ぎないのだから、緊急事態宣言など出さずに、粛々と対策を講じれば良いものを、どこで間違ったか、世界の政治・経済・社会を揺るがす大事件になりつつある。単なる医療の問題ではなくなっている。

(B) 私の勤務先業種は、休業要請の対象になっていないので、連休明けには通常通りに出勤し、仕事をするコロナ騒ぎの前と何も変わらない日常生活にとりたてて困った事態が生じているわけでもない。(夜の商店街は暗いが…)

(C) 人はいずれ、はっきりした病気にかからずとも老衰で死ぬ。細胞の老化である。COVID-19など一過性の出来事に過ぎない。

 

私がCOVID-19を取り上げるのは、これらが背景(問題意識)としてある。

 

今日は「みどりの日」で、「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」日である。とても天気が良く、ちょっと出かけてこようかな。

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森林浴 https://melos.media/wellness/3048/

 

私のこれまでの記事が、メディアの報道に影響されていることは明らかである。

メディアの報道とは何か。メディアが伝える「事実」であり、メディアで公表される専門家/有識者/識者の「意見」である。メディアが伝える「事実」は確かに事実ではあろうが、「色眼鏡」の事実であり(2019/05/25 「合理的無知」は克服可能であろうか? 参照)、伝えない「事実」が無数にあり、何を重点的に伝えるかの問題もある。専門家/有識者/識者の「意見」は、素人にとっては貴重なものであるが、専門家/有識者/識者はすべて同じ意見をもっているわけではなく、異なった意見を比較吟味するというようなことはほとんど不可能である。結果どうなるか?  TV映りの良い人、声の大きい人、理路整然と話す人(理路整然と曲がるという言葉がある)、タレントの意見に左右される。「有識者」ではない「政治家」も同様であろう。

 

いま世の中ではカゼが流行っているようだ。気を付けなければ。…今朝はちょっと熱があるな。休みをとろう。他の人にうつしたら悪いからね。家でテレビでもみて安静にしていよう。…今日どうしても片づけなければならない仕事があるんだが。マスクをして出勤して、仕事が片付いたら早退しよう。…もう4日目になるが、どうも良くならないね。インフルかな。医者に診てもらうことにするか。

これが普通の人の「常識」というものである。

いま世の中ではコロナが流行っているようだ。気を付けなければ。…今朝はちょっと熱があるな。休みをとろう。他の人にうつしたら悪いからね。家でテレビでもみて安静にしていよう。…今日どうしても片づけなければならない仕事があるんだが。上司にお伺いをたててみるか。…少し熱はあるが、咳は出ていないので、まあいいだろう。出勤して、仕事が片付いたら早退しよう。…もう4日目になるが、どうも良くならないね。コロナかな。息苦しいということはないからコロナではないと思うが、念のため医者に診てもらうことにするか。でも「院内感染」したらイヤだな大したことないのに「陽性」判定されて、隔離されたらイヤだな

医者というのは、「見逃した」と言われるのを嫌うから、すぐに検査をという習性があるし、僅かな異変を大げさに言うからね。「医者にかかると病気になる」とも言われる。老化に伴う異変を、「病気」と検査判定したところで、治すことはできない。延命治療で生活の質(QOL)をおとすのは果たしてどうなのか。

 

感染症患者を隔離する(人的ネットワークから遮断する)ことは、対策の基本であろう。隔離の形態はいろいろある。感染症患者の住む地域や国全体の人を人的ネットワークから遮断するのではない。地域を封鎖しなければならないというのは、感染が地域全体に広がったという認識からである。なぜ拡がるのか。感染症の種類に応じた対策がとられないからである。対策が不徹底だからである。国のレベルで言えば、感染症地域から入国する人への対策が不十分だったからである。検疫が徹底していれば、こんな事態にはならない。不用意にも感染が拡散している欧州に旅行し、帰国後クラスターを引き起こした事例もあるようだが、これは検疫の不徹底を意味しよう。検査して陰性だったからそれで良いというものではない。自宅に帰ったとしても、健康状態のチェックや外出規制などの必要性があるとしたら、それを徹底しなければならない。

なお、「特段の事情が認められ上陸を許可した人」については、何か対策が講じられているのか、対策の必要はないのか、よくわからない。

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メディアの報じるロックダウンの情景や、医療崩壊や、感染者・死者数の爆発的増加や、緊急事態宣言や、医師を登場させての脅しや、マスク騒動や、…いずれも「事実」ではあろうが、メディアが不安を煽っている「インフォデミック」であると感じる。もっと冷静になってはどうか。

 

私見

  • ワクチンや治療法が確立されていない現状では、いくら検査して対症療法を施そうが、わずかな効果しか期待できない。
  • 高齢者や基礎疾患のある人、要は免疫力の低下している人が重症になり、死に至る可能性が高いということが明らかになってきているのだから、それに応じた対策をとるべきであろう。
  • 死者をゼロにすることはできない。「死者をゼロにしなければならない」と考えるのは誤りである。COVID-19だけ死者ゼロを目標にした政策はナンセンスである。他の感染症はどうなのか。インフルエンザ死者をゼロにするために外出自粛を要請すべきものなのか。結核や肺炎対策と同レベルで考えるべきである。
  • 風邪→インフルエンザ→肺炎→コロナというのが診断の手順ではないのか。
  • 手洗いは当然として、高齢者を中心とした「免疫力」アップの対策をとり、ワクチンや治療法が確立するまで待つ。
  • 緊急事態宣言や学校休校措置や外出自粛・営業自粛は、意識改革に若干の寄与はあるのかもしれないが、それに伴うおカネの話で大混乱を招いていると考える。
  • 粛々と対策を講じること。
  • 正しく恐れる。冷静な頭脳と温かい心。