浮動点から世界を見つめる

「井蛙」には以って海を語るべからず、「夏虫」には以て冰を語るべからず、「曲士」には以て道を語るべからず

STAP細胞問題

STAP細胞研究不正事件 雑感

以下は、STAP細胞研究不正事件に対する「雑感」である。 事件は、理研の「研究不正行為に関する処分」で終結した 理研は、研究不正疑惑が持ち上がった後、一連の調査を経たのち、2015年2月の「研究不正行為に関する処分」をしたことにより、「研究不正事件」…

STAP細胞 説明責任はないのか?

小保方晴子の手記「あの日」が発売されてから、1か月が過ぎました。オジサンたちは相変わらず居酒屋で気勢をあげています。 「予想通り、ダンマリ継続だね。」 「無視しても、違法ではない。ほとぼりが冷めるのを待っているのだろう。」 「権力者の常套手段…

STAP細胞 小保方晴子の手記「あの日」出版に関して(6) 冷静な頭脳と温かい心

小保方晴子の手記「あの日」に対して、関係者が沈黙を守り、これを無視している(2016/2/20現在)ことは、「人としての誠実さ」が欠けていると思う。 とりわけ、小保方が研究不正を働いたと断罪した人は、(小保方が実際に研究不正を働いたか否かに関わらず…

STAP細胞 小保方晴子の手記「あの日」出版に関して(5) 次の一手、「やられたらやり返す。倍返しだ!」

とある居酒屋でのこと。オジサンたちは、小保方の手記「あの日」で、すごく盛り上がっていました。ご紹介しましょう。 「なぜ、若山や理研はダンマリを決め込んでいるのだろうか?」 「もう済んでしまった事件だからでしょ。別に訴えられたわけでもなく、反…

STAP細胞 小保方晴子の手記「あの日」出版に関して(4) 過ちては改むるに憚ること勿れ

過(あやま)ちては、改むる(あらたむる)に、憚る(はばかる)こと、勿れ(なかれ)。 「故事ことわざ辞典」(http://kotowaza-allguide.com/a/ayamachitearatamuru.html)によると、 意味…過ちては改むるに憚ること勿れとは、過ちを犯したことに気づいた…

STAP細胞 小保方晴子の手記「あの日」出版に関して(3) ジャーナリズム精神が問われている

小保方晴子の手記「あの日」が、マスコミ(テレビ、大新聞)に無視されたままになるということは何を意味するだろうか。 抑圧された見解が真実であれば、真実を知る機会を失う。[抑圧された見解が]真実でないとしても、真実に対抗させることで、真実を際立…

STAP細胞 小保方晴子の手記「あの日」出版に関して(2)

私はこの「手記」を、「心情吐露」と「内情暴露」の書としてではなく、「問題提起」の書として受け止めるべきと思う。 第1に、なぜ「手記」の形になったかという点である。私はそれは「世の中のしくみ」がおかしいからだと思っている。現行法に則って、公的…

STAP細胞 小保方晴子の手記「あの日」出版に関して

このような話題にはふれないのが賢明なのだろうが、素人は素人なりに考えたこと、感じたことをブログという形で書いても咎められないだろう。(なお、私はこの本を読んでいないので、ネット情報だけで、内容を想像しています) この手記は、一部の例外を除い…

STAP細胞 より良き未来のために(8) 

冷静な頭脳と温かい心

STAP細胞 より良き未来のために(7) 

マスコミは「少数意見」を取り上げよ。 インターネットの可能性を追求せよ。

STAP細胞 より良き未来のために(6) 

研究不正規律を、国の法律とし、 研究公正委員会を設置する。

STAP細胞 より良き未来のために(5)

研究不正の実態は、どのようなものか。 「犯罪原因論」と「犯罪機会論」について考えてみる。

STAP細胞 より良き未来のために(4) 

研究者コミュニティの自律性の領分に行政が踏み込んで良いのか。踏み込むべきなのか。

STAP細胞 より良き未来のために(3) 

マスコミの報道は「垂れ流し」ではないか? マスコミの報道は「中立」なのか?

STAP細胞 より良き未来のために(2) 

調査委員会とはどういう組織なのか? 私刑。内なる他者。排除。 取調べの可視化。 公開裁判を受ける権利。

STAP細胞 より良き未来のために(1) 

小保方は、「不当に」研究者人生を断たれた。 罪刑法定主義はどこにいったのか?

STAP細胞 法と倫理(21) 研究記録の不存在、告発(者)について

小林論文の検討(6) 研究記録の不存在はなぜ証拠となるのか ⅰ 研究不正認定の規範論アプローチ ⅱ 研究不正認定の手続論アプローチ ⅲ 日本の研究不正認定の問題点

STAP細胞 法と倫理(20) 研究不正の「定義」と研究不正の「認定」における問題点

小林論文の検討(5) 研究記録の破壊、不作成、研究記録からのデータの削除の扱いは? 再実験は意味がない? 誰が証明責任を負うのか?

STAP細胞 法と倫理(19) 研究記録の不存在(不備)は、研究不正の証拠となるのか?

小林論文の検討(4) 被告発人が研究記録により適切な証拠を示すことができない、又は示すことに失敗した場合は、研究不正の「反証可能な推定」となる?

STAP細胞 法と倫理(18) 誰が、いかなる証拠により、どの程度の確実性で、証明するのか?

小林論文の検討(3) 1 「研究分野の慣行からの逸脱の認定」と「故意性の認定」 2 証明力に関する議論 3 証明責任の明確化

STAP細胞 法と倫理(17) 日米における「研究不正規律」成立の歴史

小林論文の検討(2) 文科省ガイドラインが参考にしている米国の「研究不正規律」はどのようにして成立したか? 研究不正の対象は何か?

STAP細胞 法と倫理(16) 笹井の自殺は、労災認定されるか?

笹井の自殺は、「業務に起因する強いストレス」によるものではなかったか? 小保方が「精神障害者」となったり、「自殺」したとしたら、私たちは「正義の勝利」とばかりに「血の酒」を酌み交わすことになるのだろうか?

STAP細胞 法と倫理(15) 「懲戒解雇」の検討(3)

懲戒解雇は懲戒権の濫用ではないか? <村の掟>のお墨付き?

STAP細胞 法と倫理(14) 「懲戒解雇」の検討(2)

その懲戒処分は、懲戒権の濫用ではないのか?

STAP細胞 法と倫理(13) 「懲戒解雇」の検討(1)

小林論文の検討(1) (東大)多比良・川崎データ捏造事件のインパクト。 懲戒処分は妥当だったのか。不当解雇ではないのか?

STAP細胞 法と倫理(12) 憲法違反? 文科省ガイドラインの検討(とりあえずの「まとめ」)

ガイドラインのどこが問題か。どうすべきなのか。 「冷静な頭脳と温かい心 (cool head but warm heart)」を持とう。

STAP細胞 法と倫理(11) 科学者には倫理がない

小保方を排除し、笹井を死に追いやったことに何ら痛みを覚えず、研究者倫理を説く者たちに、倫理を語る資格はあるのか?

STAP細胞 法と倫理(10) 憲法違反? 文科省ガイドラインの検討(5)

公平な裁判所で、迅速な公開裁判を受けることはできないのか。

STAP細胞 法と倫理(9) 憲法違反? 文科省ガイドラインの検討(4)

4-2,4-3検討 調査委員会とは? 再実験について 罪刑法定主義と村の掟

STAP細胞 法と倫理(8) 憲法違反? 文科省ガイドラインの検討(3)

第3節 研究活動における特定不正行為への対応 の検討